2020年10月30日号 Vol.385

グループ展「Good Trouble」
〜大統領選挙に寄せて〜


Oscar Oiwa, Presidental Nightmare 4, 2017

グループ展「Good Trouble」が11月11日(水)まで、マンハッタンのギャラリー、ホワイトボックス・ハーレムで開催されている。

タイトルの「Good Trouble」とは、今年夏に亡くなったジョン・ルイス米連邦上院議員(民)を指す。暴力を嫌い、人種差別撤廃と人権擁護に生涯を捧げた偉大な活動家を、人々は敬意を込めてこう呼ぶようになった。

展示のサブタイトルは、ズバリ「Artists Respond to the 2020 Presidential Election」。今年の大統領選挙への声明となる作品を、世界中から募集、総勢70人の作品が一堂に展示されている。故ルイス議員の遺志を引き継ぎ、アートと社会の動きをつなぐ試みだ。



多くの著名な日本人アーティストも参加。大岩オスカール、野田正明は、いずれも紺綬褒章受章者。平川典俊は、著名なキュレーターであるジェフリー・ダイチとのコラボで知られる。朝日新聞の連載で知られる安田佐智種と、新人では新宅睦仁とOumaが作品を発表している。

日本に馴染みの深い外国人アーティストも多数。バングラデシュ人のフィロズ・マハムドは、東京芸術大学で博士号を取得し、今はニューヨークを拠点にしているアーティストだ。そのほか地元ニューヨークからはジェフリー・パーキンズも参加している。

選挙投開票日の11月3日(火)には、夜7時から深夜まで、パフォーマンスも企画。参加予約、問合せは別記まで。

■10月17日(土)〜11月11日(水)
■会場:WhiteBox Harlem
 213 E. 121st St.
■TEL: 212-714-2347
whiteboxny.org
★選挙投開票日パフォーマンス
■11月3日(火)7:00pm〜深夜
■予約・問合せ:info@whiteboxny.org


HOME