2022年10月28日号 Vol.433

ロックフェラーセンターで
死者を偲び、生に感謝を
「メキシコ・ウィーク:死者の日」

Photo by KC of YOMITIME

ロックフェラー・センターで「メキシコ・ウィーク:ディア・デ・ムエルトス(死者の日)」と題したイベントが開催される。メキシコの遺産と文化を祝うもので、昨年に続き2回目。1964年から70年代半ばまでロックフェラーセンターが主催していたメキシコ文化の祭典を復活させたもので、ニューヨークのメキシコ総領事館、メキシコ文化研究所、メキシコ近代美術館などがロックフェラー・センターに協力。アート、フード、音楽、教育プログラムなどを展開する。



メキシコでは、死者を偲び感謝し、生きる喜びを分かち合う「死者の日(Día De Muertos)」)と呼ばれる文化・風習があり、同イベントはそれに合わせて行われるもの。ガイコツに姿を変えた死者は別世界で生きており、10月31日には子どもたちが、11月1日には大人たちの魂が現世に戻ってくるとされる。「死者の日」は、そんな彼らを迎え、共に楽しく過ごす重要行事で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

Photo by KC of YOMITIME

期間中、ロックフェラーセンターには、ジャガーとケツァルコアトル(アステカ神話の文化神・農耕神)を従えた死者を称える祭壇「オフレンダ(Ofrenda)」が設置。メキシコ人アーティストのホセ・グアダルーペ・ポサダ(1852〜1913)生誕170周年を記念した展覧会=写真=や、展望台「トップ・オブ・ザ・ロック」(有料)では、死を象徴する骸骨の女性「カトリーナ」などの彫刻15体が展示される。

また、「ティアンギス」と呼ばれる伝統的な青空市場も登場し、料理や工芸品、テキスタイル、テキーラなどが販売される。

詳細はウェブサイトで確認を。

Mexico Week: Día De Muertos
■10月27日(木)〜11月2日(水)
■会場:Rockefeller Center
www.rockefellercenter.com

José Guadalupe Posada展
■10月19日(水)〜11月2日(水)
@10 Rockefeller Plaza
※Rockefeller Plaza(bet, 48th & 49th Sts.)

Tianguis(青空市場)
■10月28日(金)〜30日(日) 11am-10pm
■10月31日(月)〜11月2日(水) 4-10pm
@Center Plaza




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