2018年10月19日号 Vol.336

日米カウンセリングセンター
第6回年次晩餐会
松木さん、アズマさんら表彰

日米カウンセリングセンタ
(左から)ヨーさん、アズマさん、松木さん(写真提供:ハミルトン・マディソンハウス)

日米カウンセリングセンタ
英語落語で来場者を爆笑させた桂三四郎


移民向け非営利福祉団体ハミルトン・マディソンハウス(1898年創設))の日本語クリニック「日米カウンセリングセンター」が、第6回年次晩餐会を10月9日、市内の会場で開き、約130人が出席した。
この日は、ディスティングイッシュト・ヒューマニタリアン賞がジュリー・アズマさんに、コミュニティー・サービス賞がジョアン・ヨーさんに授与された。
アズマさんは、アジア系コミュニティー全般に寄与しながら、自閉症の子供たちのための教材を手がけるなど、福祉・教育面で幅広い活動を続けている。ジョアン・ヨーさんは、現在アジアン・アメリカン・フェデレーションのエグゼクティブ・ディレクターだ。
この日のエンターテインメントは英語落語。この晩のためだけに、日本から落語家の桂三四郎さんが駆けつけた。師匠は6代桂文枝。著名な落語家の英語での一席に、来場者は大喜びの大爆笑。一気に会場の雰囲気が和んだ。
そして今年の晩餐会の主役は、1983年日米カウンセリングセンターを創設し、勤続35年、現在もカウンセリングを続ける松木史(ふみ)さんだった。昨年のコミュニティー・サービス賞受賞者スキ寺田ポーツさんがプレゼンターとなり、松木さんにアウトスタンディング・サービス賞が授与された。
松木さんは挨拶で、日本語クリニック開設当初、宣伝のために出演したラジオ番組で「パニックになり、マイクの前で黙りこくった」ことなどを懐かしく振り返った。さらに、「寺田さんと、今日の受賞者ジュリー・アズマさんから多大な支援を受けた」と感謝の意を述べた。
日米カウンセリングセンターは、松木さんとアセドゥ竹島久美子さんの二人が、日々日本語で対応。医療保険がない人でも安心して日本語で精神カウンセリングを受けられる。


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