2018年10月19日号 Vol.336

ドラクロワ
Delacroix

メトロポリタン美術館
Eugène Delacroix (French, 1798– 1863). (top) Self-Portrait with Green Vest, ca. 1837. © RMN– Grand Palais (Musée du Louvre) / Michel Urtado (bottom) Basket of Flowers, 1848–1849. Image © The Metropolitan Museum of Art

メトロポリタン美術館


フランス19世紀のロマン派を代表するウジェーヌ・ドラクロワ(1798-1863)の北米では初めてとなる大規模な個展。ルーブル美術館を始め、世界各地の60以上の美術館や、コレクターから寄託された、貴重な作品、資料など、アメリカでは初めて公開されるものを数多く含む150点以上が展示されている。展示は、1822年から1834年の芸術が確立される創成期、1835年から1855年の歴史的なテーマを委託により建物の壁や天井に巨大な作品を描いた時代、自然や、記憶の創造性への関心から作品を制作した亡くなる1863年までの時代に大きく区分されている。ドラクロワは、後の芸術家に多大な影響を与えたことでも知られ、ゴッホは、「物事の生き生きとした様、表現、動きが、はるかに描くことを超えている。」と述べ、セザンヌは、「我々のすべてはドラクロワにある。」と称賛した。(林 玄一)

2019年1月6日まで
メトロポリタン美術館
1000 Fifth Ave. 
212-535-7710 
日〜木10:00am-5:30pm、 金土10:00am-9:00pm
一般$25、65歳以上$17、 学生$12 (要ID)、12歳以下無料 (※要保護者同伴)
※NY州の居住者およびNY州、NJ州、CT州の学生の入場料額は任意(要ID)
www.metmuseum.org



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