ガーナから手描きの映画ポスターと
「ウーマンズ・マーチ」デモ・ポスター
ポスター・ハウスで2つの新展示
Dan Nyenkumah, Rambo 3, 1996
Artist Unknown, Fight, 2017
ポスター専門ミュージアム「ポスター・ハウス」で10月17日(木)から2020年1月5日(日)まで、2つの展示が行われる。
ひとつは、198 0年代と90年代にガーナ共和国で上映された映画ポスターを集めた「バップタイズ・バイ・ビーフケーキ(Baptized By Beefcake)」。「Beefcake」とは、筋肉質の男性(主に裸体)の俗称で、「ランボー3」=写真=や「キャプテン・アメリカ」、「キングコング」、「ターザン」など、22人のアーティストが制作したおよそ40点を展示。小麦粉の袋を再利用し手描きで描かれた原画をデジタル化、複製した。
当時、これらのポスターは地元の観客を対象として制作。各地で上映するため、ポスターを丸めて運び、「礼拝の場」として利用されていた野外が上映会場となった。目を引くグラフィックには、西洋の映画が「近代性」の象徴であっただけでなく、ガーナの伝統的な絵画手法や、宗教的な影響なども窺える。
もうひとつは、20 17年1月21日に行われたトランプ大統領の女性軽視発言に抗議したデモ「ウーマンズ・マーチ」をテーマにした「20/20 Insight」。デモに使用された約220枚が展示される。
★Baptized By Beefcake: The Golden Age of Hand-Painted Movie Posters from Ghana
★20/20 Insight：Posters from the 2017 Women's March
■10月17日（木）〜2020年1月5日（日）まで
■会場：Poster House：119 W. 23rd St.
■大人$12、学生/シニア62歳以上$8、18歳以下無料
■posterhouse.org
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2019年10月18日号 Vol.360