2019年10月18日号 Vol.360

日本コカリナ・アンサンブル
11月10日、2度目のカーネギー公演
ゲストにハーレムの日本人ゴスペルグループ


2017年、カーネギー公演の様子


(左から)黒坂黒太郎(コカリナ・指揮)、松田幸一(ブルースハープ&パーカッション)、矢口周美(歌)、宇戸俊秀(ピアノ)


特別ゲストのハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤー


コカリナの創設者であり演奏者・黒坂黒太郎率いる「日本コカリナ・アンサンブル」が、11月10日(日)、カーネギーホールで2度目のコンサートを行う。黒坂が50人以上のコカリナ奏者の指揮を執り、矢口周美(歌)、宇戸俊秀(ピアノ)、松田幸一(ブルースハープ、パーカッション)が加わる。

今回は、ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペルクワイアと、ヴォイス・オブ・フレームという、2つのゴスペル合唱団がゲスト参加。迫力満載のアカペラと、ゴスペルの名曲メドレーに加え、コカリナとの共演も披露する。
ヴォイス・オブ・フレーム設立者のジェフ・ボールディングが、広島と長崎への祈りを込めて作曲した「ゴッド・ブレス・ジャパン」の歌唱には、広島の被爆者二世・山田みどりさんの朗読が加わる。
さらに、コネティカット州グリニッチのニューヨーク日本人学校や、さくら国際高等学校ダンス部の生徒も駆けつける。

コカリナとは木製のオカリナのこと。約20年前、ハンガリーの露店で売られていた素朴な木製笛を黒坂が日本に紹介したことから始まる。木工職人の協力を得て改良を重ね、現在の形になった。
鳥のさえずりのような音色のコカリナには、バスからソプラノまでさまざまなタイプがある。長野五輪の際、建築素材として伐採された木に、再び命を吹き込むために始まった、コカリナによる木の再利用。これまで、原爆で焼かれた木から奇跡の一本松まで、コカリナとして蘇っている。

今回のカーネギーでのコンサートで使うコカリナは、来年の東京五輪に向けて、新国立競技場建設のために伐採された木が再利用されたもの。

■11月10日(日)2:00pm
■会場:Stern Auditorium / Perelman Stage
Canegie Hall
57th St. & 7th Ave.
■カーネギーチャージ:212-247-7800
■$25
※プロモーションコード「KOC132180」入力で$20
www.carnegiehall.org



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