2021年10月15日号 Vol.408

鏡、反射パネル、ガラスで構成
浮揚感あふれる展望台
「サミット・ワン・バンダービルト」

①床もガラスになったエリア「Levitation(浮揚)」Photo courtesy of Summit One Vanderbilt

グランド・セントラル駅の横、昨年9月に完成した「ワン・バンダービルト」の最上階に、新しい展望台「サミット・ワン・バンダービルト」が誕生。10月21日(木)から一般公開される。

91階から93階にある展望台「サミット」の総面積は約6万5000スクエアフィート。高さ1000フィートに位置し、ワン・ワールド・トレードセンター(1250フィート)、エッジ(1100フィート)、エンパイア・ステート・ビル(1050フィート)に次ぎ、市内4番目となる。



エレベーターを降りた先には、全面が鏡や反射パネルを張り巡らせたスペースが登場。最も魅力的なのは、「エアー(Air)」と名付けられたアート・インスタレーションだ。ニューヨークを拠点に活動する「ケンゾー・デジタル」が手がけたもので、空やマンハッタンのビル群、自分の姿も映り込んだユニークな空間と、音楽、照明を組み合わせた世界は、無限の幻想を生み出す。

他にも、壁だけでなく床もガラスになったエリア「Levitation(浮揚)」=写真①=、草間彌生のオブジェ「Clouds(雲)」の展示、銀色の丸い風船が浮かぶ部屋など、様々なアトラクションが用意されている。

②ガラス張りのエレベーター「アセント」Photo courtesy of Summit One Vanderbilt

93階の屋外テラスにはラウンジやカフェが併設、アルコールや料理が楽しめる。そこからさらに上空、1210フィートへと来場者を運ぶのは、ビルの外壁に取り付けられたガラス張りのエレベーター「アセント」=写真②=だ(別料金)。トップで一時停止、マンハッタンの絶景が堪能できる。

床が透明または鏡張りのため、女性はスカートではなくパンツスタイルを奨励。高所恐怖症の人も要注意だ。

SUMMIT One Vanderbilt
■10月21日(木)から
■会場:45 E. 42nd St.
■営業時間:木3pm-10:30pm、金土 9:00am-12am、日10am〜7pm
■13歳以上$39〜、6-12歳$33〜、5歳以下無料
https://summitov.com


HOME