2022年10月14日号 Vol.432

現代人形劇
「9000のペーパー・バルーンズ」
敵国「日本と米国」の距離をテーマに

Get to work! Factory, Production still from film © Courtesy of the artists

ジャパン・ソサエティー(JS)では10月28日(金)から30日(日)まで、ニューヨークの人形劇アーティスト菊池麻衣子とスペンサー・ロットによる、史実に基づく現代人形劇「9000のペーパー・バルーンズ」を上演する。



第二次世界大戦終盤、日本軍は和紙製の気球に爆弾を吊り下げた「風船爆弾」を製造し、アメリカ本土に放った。この歴史を軸に、日本とアメリカそれぞれの視点から、『二人の友人』『二つの敵国同士』『二つの文化』『二つの世代間』という、二つの間にある「距離」をテーマとした物語を展開する。

日本人の菊池と、アメリカ人のロットという二人の人形劇アーティストが、自らの家族エピソードも盛り込みながら、アニメーションやマスク、パペット、ライブ・ビデオなど複数の手法を融合し、日本とアメリカの物語を伝える。

演出を手掛けるのは、昨シーズンJSでの「鼻血」初演が大成功を収めた劇作家・演出家のアヤ・オガワだ。

■10月28日(金)7:30pm(終演後レセプション)
■10月29日(土)7:30pm(終演後Q&A)
■10月30日(日)3:00pm
■会場:Japan Society:333 E. 47th St.
■チケット:一般$30、JS会員$24
■TEL: 212-715-1258
www.japansociety.org


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