2022年10月14日号 Vol.432

NYCから2時間半以内
おすすめ秋の「味覚狩り」
ニューヨーク近郊情報

Photo by YOMITIME

家族揃って楽しめるニューヨークらしい秋の行楽「リンゴ狩り」と「カボチャ狩り」の季節が到来! 来園者が自ら収穫できる「ピック・ユア・オウン(PYO)」は、入場が有料・無料に関わらず、収穫物を持ち帰る場合は別料金。「獲ったモノは持ち帰る、持ち帰るモノだけ獲る」のがお約束だ。
今回は、ニューヨーク市内から車で2時間以内のPYO農園を紹介したい。※カッコ内は、車で移動時の目安時間。



①デマレスト・ファームズ(45分)

1886年創業の広大な農場=写真①=。入場料には、駐車代に加えて、カボチャ畑(またはリンゴ園)、ふれあい動物園、プレイグラウンドへの入場料と、農作物収穫用の大きなワゴンに乗る「ヘイライド(土日のみ)」の料金が含まれている。カボチャはサイズに関わらずひとつ12ドル、リンゴは一袋15ドル(10〜12ポンド)。

入園は完全時間予約制。果樹園へのバックパックなどの持ち込み不可、飲食やピクニックも禁止されている。

その他、10月末までの午後7時から9時半まで、「ハロウィン・ライト・ショー」を開催中だ。「スプーキー」にライトアップされた敷地内を、車で巡るイベント。乗用車1台35ドル、所要時間20〜25分、完全時間予約制。

Demarest Farms
■住所:244 Wierimus Road, Hillsdale, NJ
■予約入場制
■入場料:$7(2歳以下無料)
https://demarestfarms.com

①Demarest Farms. Photo/facebook.com/demarestfarm

②ウィルケンズ・フルーツ&ファー・ファーム(1・5時間)

今年で106年目の収穫を迎える農園。10月はリンゴとカボチャ狩りの他に、ワイン・テイスティング(土日のみ)も楽しめる。とうもろこしの迷路や、ベーカリー、ファームマーケットもオープン。感謝祭後からは、クリスマス・ツリーを選んで収穫できる農園としても親しまれている。
来場は予約不要で、入場・駐車無料だが、果樹園に入る場合は、収穫料金が徴収される。

Wilkens Fruit & Fir Farm
■住所:1335 White Hill Rd, Yorktown Heights, NY
■入場予約不要
■入場無料
http://wilkensfarm.com

③Lawrence Farms Orchards. Photo by KC of Yomitime

③ローレンス・ファームズ・オーチャード(2時間)

ハドソンバレーの渓谷を望む風光明媚な農園=写真③=。カボチャやリンゴだけでなく、イチゴ、チェリー、桃、アプリコットなどの果物から、ナス、とうもろこし、カブ、ビーツ、レタスなどの野菜まで、年間を通して多くの種類を栽培している。

SNSでは収穫できるアイテムを案内。10月2日時点でカボチャ、トマト、ピーマン、ケール、キャベツ、ブロッコリー、ズッキーニなどが収穫可能。他にも自家製ジャムやスイーツ、ハチミツなども販売され、ホットドッグやピザ、フライドポテトなどの軽食もある。来場予約は不要だが、入場料有り。

Lawrence Farms Orchards
■住所:306 Frozen Ridge Rd, Newburgh, NY
■入場予約不要
■入場料:月〜木$7、金〜日$10、2歳以下無料
http://lawrencefarmsorchards.org

④SPOOKY NIGHT MAZE at Harbes Orchard Riverhead

④ハーブス・オーチャード・リバーヘッド(2・5時間)

ロングアイランドで30年以上に渡り農業を営むハーブス一家が経営する農園。現在5つのロケーションがあり、今回はリバーヘッドを紹介。

リンゴとカボチャ狩りに加え、ポニーライド(すべて有料)や、ロビンフッドについてのトリビアを楽しむとうもろこしの迷路(10ドル)が人気。土日の夜は、不気味なキャラクターが出没する「スプーキー・ナイト・メイズ」(21ドル)=写真④=を実施。懐中電灯持参でチャンレンジを。

Harbes Orchard Riverhead
■住所:5698 Sound Ave, Riverhead, NY
■予約不可
■入園料:$19から(曜日によって異なる)
https://www.dykemanfarm.com

⑤Photo courtesy of Queens County Farm Museum

⑤クリーンズ・カウンティ・ファーム・ミュージアム(40分)

国家歴史登録財に登録されているニューヨーク市のランドマークのひとつで、20世紀初頭の農園を保存し、一般公開。市内に現存する農場では最大だ。

春から秋までの期間、季節の野菜や果物、花、ハーブなどを販売するファーム・スタンドが登場。ファーム・ストアでは地元産のギフト、知育玩具、本、アクセサリー、健康スナックなど、ユニークなアイテムを販売している。

10月は恒例のカボチャ狩り、とうもろこしの迷路(大人12ドル、子ども8ドル)が楽しめ、10月30日(日)にはハロウィン・イベント(20ドル、3歳以下無料)も行われる。

特別イベントを除き来場は予約不要、入場無料。カボチャは持ち帰るサイズにより値段が異なる。

Queens County Farm Museum
■住所:73-50 Little Neck Pkwy, Queens, NY
■入場予約不要
■入場無料
https://www.queensfarm.org


HOME