2018年10月5日号 Vol.335

防災・被災地支援の
取り組み紹介
デザインと機能性重視

ハンカチ
一枚で様々な応用ができるハンカチ

間仕切り
避難所でプライベート空間を作る間仕切り。ポールは紙製

マニュアル
コンパクトな防災マニュアル


国際交流基金アジアセンターは、パーソンズ美術大学と共催し、「アース・マニュアル・プロジェクト ディス・クッド・セーブ・ユア・ライフ」展を開催中。会場はシーラ・C・ジョンソン・デザイン・センター。
同展は2013年、神戸で初開催。防災や建築、デザイン、アート部門で活躍する日本の専門家たちが、被災者への徹底的なインタビューをもとに、防災教育、災害対応、被災地支援の取り組みを紹介するもの。これまでにフィリピンやタイを巡回。興味を持ったパーソンズからの要望で、今回ニューヨークで北米初の展覧会が実現した。
ニューヨークではテロに加えて近年では停電や大きなハリケーン被害なども経験。災害教育の必要性が認識されつつある。
クリエイティブな発想で生み出された様々なグッズや、安全マニュアルなども展示。どれもデザイン性に優れ完成度も高く、防災・災害対策の展示でありながら、芸術展と言っても通用する。
また、日本の取り組みに触発され、インドネシア、タイ、フィリピンなど東南アジア諸国で生まれた成果なども同時に展示されている。
9月27日(木)には、オープニングレセプションが開催。本展覧会の監修者である永田宏和氏(NPO法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸副センター長)と、本展のグラフィック・デザインを担当し、一部の展示作品も作成した寄藤文平氏(アートディレクター、有限会社文平銀座代表)が参加した。開催は12月12日(水)まで。

■12月12日(水)まで
■会場:Sheila C. Johnson Design Center
 @Parsons School of Design
 2 W. 13th St.
■入場無料
■www.newschool.edu/parsons


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