2020年10月2日号 Vol.383

医療アクセスプログラム「NYC Care」
9月から市内全域で開始



ニューヨーク市の医療アクセスプログラム「NYC Care」が、9月から市内全域で、全ての市民を対象にスタートした。このプログラムは、経済的理由などで健康保険に加入できない市民に、低コスト/無料の医療サービスを保証するためのもの。すべてのサービスは、市が運営するパブリック・ヘルスシステム「NYC Health + Hospitals」を通じて提供される。マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン区に各3病院、クイーンズ区に2病院の、合計11のNYC Health + Hospitalsがあり、全米一の規模を誇るヘルスシステムだ。

サービスを利用するには、このプログラムへの加入申請をする必要がある。申請方法は以下。
①NYC Health + Hospitalsのファイナンシャルカウンセラーに直接会う予約を入れる、②市の医療保険MetroPlusに連絡する
③NYC Care認定の民間提携団体(別記)に予約を入れる

申請には、身分証明書、市内在住(過去6ヵ月市内在住であること)・年収を証明する書類が必要で、家族構成も聞かれる。

「NYC Care」メンバーになると、メンバーカードが支給され、主治医による診療、低価格の医療サービス、救急医療、処方箋薬他さまざまなサービスにアクセスでき、遠隔治療や多言語サポートも利用できる。詳細は、NYC Careのホームページ参照のこと。

■NYC Care認定の民間提携団体
www.nyccare.nyc/community
■NYC Care HP:www.nyccare.nyc
■申請の問合せ:TEL: 646-692-2273
■NYC Health + Hospitals HP:
www.nychealthandhospitals.org


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