2022年9月30日号 Vol.431

展示と文化交流プログラム
「着物:持続可能な衣服の伝統」
「素材」 「形状」「分解」の切り口で紹介

ジャパン・パフォーミング・アーツ・インク(JPA)が10月9日(日)・16日(日)・29日(土)の3日間、市内の劇場で着物展示・文化交流プログラム「着物:持続可能な衣服の伝統」を開催する。

着物は素材に無駄がなく、長期に渡り着用可能になるような知恵が組み込まれた、日本独特の民族衣装。この展示は、その着物のライフサイクルマネジメントを、「素材」 「形状」「分解」の3つの切り口で紹介する。


着物のメカニズムを理解してもらうため、会場には着物を構成する8つの部分を色違いに分けて縫われた着物や、古くから継承されている着物の特殊な洗い方などが展示される。

10月9日と16日の日曜日は、着物の「格」についてや、絞りの最高峰「京鹿の子(きょうかのこ)」について、着物と日本舞踊の関係などについて説明される。

10月29日は、着物と日本舞踊の関係をさらに深く掘り下げ、男性、女性、役柄での動きの違いを4つの演目を通して紹介する。

このプログラムは、ニューヨーク州・市行政、国際交流基金、JCCファンド、JCCI NYからの助成金を受けた公共イベント。一般公開され、参加費も無料だが、劇場開催につき座席の確保と無断欠席を避けるため、1席20ドルのデポジットが必要。予約代行サイト「Eventbrite」の手数料3ドル5セントを含め、予約料金は1席23ドル5セント。デポジットの20ドルは、来場時に返却される。「Eventbrite」の手数料は自己負担。

主催団体JPAは、日本の文化をパフォーミングアーツで紹介する非営利団体。特に伝統芸能の保存と振興の活動を行っている。

■10月9日(日)・16日(日)2:00pm〜5:00pm
■10月29日(土)7:30pm〜9:15pm
■会場:Marc A. Scorca Hall at OPERA America
 330 7th Ave., 7th Fl. (bet. 28th & 29th Sts.)
■参加:要予約(デポジット1席$20+Eventbrite手数料1席$3.05)
 ※デポジット$20は当日会場で返金
■予約サイト: https://bit.ly/3QUoSql


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