2023年9月29日号 Vol.455

「ネオン」リリース
ジャズピアニスト 藤原亜利奈

ジャズピアニストの藤原亜利奈=写真=がニューアルバム「Neon(ネオン)」をリリース。10月2日(月)からライブ配信を開始する。

藤原は、桐朋学園大学にてクラシックピアノを学び、大学卒業後にジャズピアノにも興味を持ち来米。バークリー音楽大学、マンハッタン音楽院大学院のジャズパフォーマンス専攻科を卒業。現在、ニューヨークを拠点に音楽活動を行なっている。


今回のアルバムは、ヴィブラフォン(鍵盤打楽器)やストリング・カルテット(弦楽四重奏)をフィーチャーした6曲を収録。「雪が降る」 は、故郷・北海道をイメージした3拍子の曲。日本の童謡曲である「蛍来い」 は、ギターのエフェクトを使ってエレクトロニックなサウンドが特徴だ。森の中で陽の光がさしている情景をイメージし、ビブラフォンの温かみ溢れる「木漏れ陽」、マンハッタン音楽院の授業の課題でアレンジした曲で古典的なジャズをアレンジした「メープル・リーフ・ラグ」などバラエティに富む。

最も思い入れのある「ネオン」は、今日まで3年間暮らしたニューヨークの街で、日々感じたことをイメージして作曲。アルバムタイトルにもなった。

「以前から日本の曲をアレンジしたいと思っていました」と藤原。今作は、こどもの頃に聴いた昔懐かしい曲と新しいエレクトリックなサウンドを融合させた意欲作だ。


HOME