2018年9月21日号 Vol.334

共愛学園前橋国際大学
グローカル人材育成プロジェクト
「オナーズ一期生」来米

グローカル人材育成プロジェクト
(後列左から)西舘氏、奥平氏、大西氏、川崎氏、大澤氏
(前列左から) 森下さん、長谷川さん、善如寺さん、佐々木さん


共愛学園前橋国際大学(群馬県前橋市)では今年、高度グローカル人材育成のためのプログラム「KYOAI GLOCAL HONORS」を設置。米国大学のオナーズ(Honors)制度にならったもので、4人が「オナーズ一期生」として入学。同プログラムの一環として9月5日~13日まで、ワシントンDCとニューヨークを9日間訪問・研修した。

最終日となった9月13日、ニューヨーク日系人会で「KYOAI GLOCAL HONORS in NEW YORK ~群馬と世界をつなぐ若者たちの挑戦」と題した発表会と懇親会が開催。同企画は、国際人材育成会社「NYキャリアアカデミー」の代表・大澤直美氏と、共愛学園の西舘崇教諭が一年かけてつくり上げたもの。当日は、4人の大学生が各自10分間のプレセンテーションを行った。テーマはそれぞれ、佐々木恋さん「化粧品におけるアメリカと群馬の違い」、善如寺直哉さん「アメリカと群馬のファストフード店の比較」、長谷川隆美さん「戦闘機から見る太平洋戦争におけるアメリカと群馬の違い」、森下里香さん「大学生の差別と平等に対する考えを比較調査」など、群馬とアメリカを具体的に比較し検証。参加した群馬県出身のゲスト・コメンテーター3人(大西潤子氏、奥平真司氏、川崎晋平氏)と活発な意見交換が行われた。

同プログラムを現地で支援した大澤氏は「『GLOCAL(グローカル)』とは、グローバル(Global:地球規模の、世界規模の)とローカル(Local:地方の、地域的な)を掛け合わせた造語で、国際的知見を備えながらも地域に根ざす、という意味があります。共愛学園のグローカル・オナーズは始まったばかりですが、群馬の地に根ざしながらボーダレスに活躍できる人材がこのプログラムから沢山輩出されることを期待しています」と述べている。


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