2020年9月18日号 Vol.382

マスク着用拒否で罰金50ドル!
メトロポリタン交通局(MTA)


乗客に無料マスクを配布するMTA会長兼CEOのパトリック・フォイ氏(9月14日)。Photo: Marc A. Hermann / MTA New York City Transit

MTAのキャンペーン「マスクを着用しよう」のポスター ©Metropolitan Transportation Authority

メトロポリタン交通局(MTA)は9月14日から、地下鉄構内・車内、バス内でマスク着用を拒否する個人に、50ドルの罰金を科すことになった。

地下鉄などMTA運営の交通機関(LIRR、メトロノースを含む)でのマスク着用は4月以降、義務となっている。遵守率は90パーセントだったが、最新の調査ではそれが下り、15パーセントがマスクを着用していないとの報告がある。

罰金は「マスク着用を拒否した場合」で、マスクをしていなかったからといってその場で請求されることはない。地下鉄ブースやLIRR / Metro Northでは無料マスクを配布しているので、持参し忘れた、または紛失した場合は、マスクを入手した後で乗車するよう呼びかけている。

罰金はあくまでも「最後の手段」であり、乗客に「マスク着用は利用者の義務」であることを徹底させ、公共交通機関への信頼と安全性を高めることが目的だ。


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