2023年9月15日号 Vol.454

世界最大の気候サミット
テーマ「We Can. We Will」で行動促す
「クライメート・ウィークNYC」

2022年のクライメート・ウィークで緑にライトアップされたビル群 (Photo courtesy of Climate Week NYC)

世界最大の気候サミット「クライメート・ウィークNYC」が9月17日(日)から24日(日)まで開催される。

国際連合総会と提携し、2009年から実施。気候変動対策を迅速に実行する非営利団体「クライメート・グループ(Climate Group)」が主催、国際連合(以下、国連)とNY市がサポートする。

今回は、「We Can. We Will.(私たちはできる、私たちはやる)」をテーマに、約400のイベントやアクティビティを企画。企業や政府、市民グループなど、国際的なリーダーたちが集まり、気候変動について報告、意見を交わす。直接参加できない人々のため、主要プログラムはストリーミングで無料配信される。


世界各地で自然災害が多発する今、2030年までに炭素排出量を半減させ、2050年までにはネットゼロ(温室効果ガスの排出が正味ゼロにする)への道を歩むため、必要とされる力の集結と、人々の貢献を呼びかける場となる。

国連では、持続可能な開発目標「SD Gs」に取り組むための具体案をウェブサイト「アクト・ナウ」で案内。「健全な地球(A Healthy Planet)」のページでは、個人ができる環境保護について、12の行動(別記)を提案する。

国連発表によれば、アメリカで2020年の一人あたりの温室効果ガス排出量は14・6トン(CO2換算)。世界平均6・3トンの倍以上だった。

「待ったなし!」の環境問題、できることから始めたい。

Climate Week NYC
■9月17日(日)〜24日(日)
■会場:市内各所 ■無料
www.climateweeknyc.org

Act Now
www.un.org/en/actnow
★健全な地球のための行動
1:家庭での節電
2:家庭のエネルギー源を変更する
3:徒歩、自転車、
  公共交通機関を利用する
4:電気自動車に乗り換える
5:長距離の移動手段を考える
6:削減、再利用、修理、リサイクル
7:野菜を多く食べる
8:廃棄食品の削減
9:在来植物の保護
10:環境の清掃
11:環境に配慮した製品の購入
12:声を上げる


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