2018年9月7日号 Vol.333

音楽ユニット「寂和」
9・11犠牲者追悼演奏会

寂和
武藤正人(左)と村木充


箏(こと)奏者・武藤正人率いる和洋折衷の音楽ユニット「JAQUQA/寂和(じゃくわ)」が、9月9日(日)午後、マンハッタンの天理文化協会で「9・11犠牲者追悼演奏会」を行う。入場無料。
題して「will-eternAl〜終わりなき祈り〜、追悼、明日への希望の光、平和そして平穏への祈り」。演奏は、武藤正人(箏、サクソフォン、バイオリン)、村木充(コントラバス)、松本ちはや(パーカッション)。それぞれのソロ演奏と、共演合わせ、全13曲を披露する。
武藤は、慶應義塾大学総合政策学部卒業。箏とサクソフォンを組み合わせた「和BOSSA」という新しい音楽スタイルを発案。「寂和」として東京、沖縄、ニューヨーク、ベトナム、インドなどで活動中。同時多発テロの後、犠牲者追悼アルバム「鎮魂歌集: pArfait Amour」をリリース。2001年のクリスマスイブ深夜、グラウンドゼロで箏演奏を行った。その後も、追悼演奏会を続けている。
コントラバスの村木は、東京の音楽学校メーザーハウス卒業、クラシック・コントラバスを高西康夫、ジャズのウッドベースを井野信義に師事。舞踏、華道など多分野の芸術家らとのコラボ経験を生かし、コントラバスのソロ奏者として、朗読や演劇、ダンスの舞台などで活躍する。
パーカッションの松本は洗足学園音楽大学で、現代音楽からジャズ、ワールドミュージックでの即興演奏まで、打楽器分野で幅広く学ぶ。 卒業後フリーの打楽器奏者として活動。特別史跡認定加曽利貝塚で、復元縄文太鼓製作にも挑戦中だ。

■9月9日(日)3:30pm
■会場: Tenri Cultural Institute of New York
 43A. W. 13th St.
 (bet. 5th & 6th Aves.)
 TEL: 212-645-2800
■入場無料


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