2019年9月6日号 Vol.357

多摩美NYクラブ「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム展」
上田優子回顧展も同時開催


上田優子  Flower #2, 2013


多摩美術大学校友会ニューヨーククラブが、9月20日(金)から10月3日(木)まで天理ギャラリーで、第15回「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム展(HAFH展)」を開催する。同クラブは2003年発足。会員はトライステイトエリア在住者を中心に、日本からの加入者も含め100人を超える。今回の本展には、そのうち20人が参加する。
「ホーム・アウェイ・フロム・ホーム」とは、「故郷を離れた故郷」 という意味。故郷「日本」を意識し、自己のアイデンティティーを自覚するという意味合いと、世界のアートマーケットであるニューヨークでの研鑽がもたらす、自らの殻を破るような、創造を目指すという、2つの意味合いが込められている。
今年は、先頃急逝したアーティスト/デザイナーで、同クラブ会員だった上田優子氏の回顧展も同時開催する。鮮やかな色彩と、さまざまな技法を駆使した抽象表現の中に、詩的表現と、豊かな感性が溢れる作品群だ。
さらに今回は、イメージから音楽を作るソフトウエアを用い、参加者の作品を題材とした音楽を制作し、オープニングレセプションで発表するという、新しい試みも披露する。

■9月20日(金)〜10月3日(木)
■オープニングレセプション:20日(金)6:00〜8:00pm
■会場:天理ギャラリー
 43A W. 13th St.
www.tenri.org



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