2019年9月6日号 Vol.357

薔薇の作家・小春
湧き出る感情を追求



日本在住の画家・小春が9月4日(水)から25日(水)まで、ギャラリー・マックス・ソーホーのキュレーションで個展を開催する。
小春は50歳から本格的な創作活動を開始し、「薔薇の作家」と呼ばれる。「100万本の薔薇」の作曲者との出会いから生まれたのが、今回展示する作品で、その後、薔薇が作品テーマとなった。「モノタイプ」という版画技法を用い、作家の湧き出る感情を1点作品として追求する。
その作品は、日本人の心が生み出す力強い「書」を連想させ、空間を埋めていくのではなく、引いていく。日本独特の「間」や「空間」の感覚が、一本の薔薇を禅の世界にまで高めている。
今回は、1点もののモノタイプ作品を、原画、ジクレー・アーカイブ・プリント(Giclee Archival Print)、カットライン&ドット(Cut line & Dot )と、3枚を並べて展示する。

■9月4日(水)〜25日(水)
■オープニングレセプション:
 4日(水)6:00〜8:00pm
■会場:Gallery Max Soho
 552 Broadway # 401
■TEL: 212-925-7017
gallerymaxsoho.com



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