2020年9月4日号 Vol.381

河原三紀郎氏
東大ベンチャーの挑戦語る
日本クラブ・ウェビナーで講演



日本クラブ主催のウェビナー「東京大学のイノベーション・エコシステムの挑戦 〜日本の科学・技術をベンチャー企業として世界に発信〜」が、8月20日夜開催された。

講演したのは、東大IPCの河原三紀郎 (かわはら・ みきお)氏=写真=。東大IPCは、東京大学のイノベーションエコシステム拡大を担う会社。その活動の3本柱は、①起業支援、②投資事業、③コーポレートイノベーション支援だ。

東京大学は今、数多くのベンチャー起業家を輩出する一大拠点となっており、このウェビナーでは河原氏が、様々な東大ベンチャーを紹介し、世界の中での日本のベンチャーの立ち位置などを説明。日本のベンチャーが決して世界に引けを取らないことを強調した。卒業生が講師となり、後進を指導する東大内の起業道場についても触れた。

その上で、東大におけるイノベーション・エコシステムの発展の歴史と、今後の課題(グローバル化や企業連携など)についても解説。「ベンチャーは最初から世界を目指すべきだ」と主張した。


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