2020年9月4日号 Vol.381

「トリビュート・イン・ライト」
エンパイアやタイムズ・スクエアなども参加
9.11記念式典


Photo by Julienne Schaer © NYC & Company

9・11メモリアル&ミュージアムは9月12日(土)から再開。9・11アメリカ同時多発テロから19周年を迎える9月11日(金)は、遺族と関係者向けに開放される。いずれも収容人数が制限されているため、日付と時間指定の予約制。マスク着用が義務付けられている。

毎年9月11日、ニューヨークのグラウンド・ゼロで行われる追悼式典。遺族や友人によって犠牲者の名前を読み上げることが式の趣旨だが、今年は大規模な集まりに伴う感染リスクを避けるため、運営方法を変更。多くのイベントが行っているようにバーチャルな形式を取り入れる予定で、名前を読み上げた録音を使用、過去の映像や資料なども流される予定だ。主催者は、遺族がグラウンド・ゼロを訪れることを歓迎。マスク着用の上、ソーシャルディスタンシングを守るよう指導している。

同じく、毎年9月11日の日没から行われる光のインスタレーション「トリビュート・イン・ライト」。一時は中止が発表されたものの、アンドリュー・クオモNY州知事の介入により一転、決行することになった。
さらに、NY市観光局の呼びかけにより、エンパイア・ステート・ビルやタイムズ・スクエア、ワンワールド・トレードセンター、ヘルムズリー・ビル、ハドソンヤードのヴェッセルなども参加。ニューヨークの「アイコン」たちが一斉にブルーの明かりを灯す。

The 9/11 Memorial & Museum
■9月12日(土)から再開
 火・水閉館
■会場:180 Greenwich St.
www.911memorial.org



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