2021年9月3日号 Vol.405

対照的な陶芸・二人展
堀一郎 & 伊藤秀人
ジョーン・B ・マービス・リミテッド

作・堀一郎 Gray Shino vessel, 2020

堀一郎(ほり・いちろう)と伊藤秀人(いとう・ひでひと)という、対照的なスタイルを持つ陶芸作家の二人展が、9月17日(金)から24日(金)まで、アッパーイーストサイドの画廊ジョーン・B ・マービス・リミテッドで開催される。二人は美濃地方出身。古典を基調にした、ユニークでモダン、機能的な器で知られる。



自称「山男」の堀は、自然に寄り添う暮らしの中で、あるがままに、素直な焼き物を目指しており、作品の表面に見事な濃い釉薬がかかっているのが象徴的だ。

作・伊藤秀人 Large conical vessel, 2021

一方の伊藤は、素材と人の関わりの中で生まれる美しさを持つ薄い⻘瓷(せいじ)作品が象徴的。今回の展覧会は、二人の作品のコントラストを見事にとらえている。

■9月17日(金)〜24日(金)
 平日11am〜5pm ※予約不要
■会場:Joan B. Mirviss Ltd.
 39 E. 78th St., #401
■TEL: 212-799-4021
 info@mirviss.com
www.mirviss.com


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