2018年8月24日号 Vol.332

山口文男・個展
「笑い」誘う日常生活
一コマ漫画の世界

山口文男・個展


1978年以来、ニューヨークを拠点に制作活動をする漫画家・アーティスト、山口文男の個展「一コマ漫画の世界」が、8月17日(金)から9月2日(日)、ローワーイーストサイドのギャラリー128で開催されている。
山口が一コマ漫画を書き始めて35年。直観がとらえるあらゆる事柄、状況を、一コマ漫画で表現する。社会・政治風刺もあるが、ほとんどは日常生活の中で感じ取る題材。動物を擬人化して作品にすることもある。それらはどれも笑いを誘う。
80〜90年代は漫画家としてオール讀物に一コマ漫画を連載していた。アメリカの雑誌「ペントハウス」の姉妹雑誌「ラヴハート」にも一コマ漫画を数年連載している。
アーティストとしては、80〜90年代に存在したローワーイーストサイドの「リビングトン派」に属し、ダダイズムの作品を制作。90年代、ニューメキシコ州サンタフェの野外彫刻展に出展した巨大な卵の彫刻が、永久保存されている。

■8月17日(金)〜9月2日(日)
■会場:Gallery Onetwentyeight
 128 Rivington St.
 TEL: 212-674-0244
www.galleryonetwentyeight.org



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