コンクリート製ユートピアに向かって
Toward a Concrete Utopia: Architecture in Yugoslavia, 1948-1980
(top) Jordan and Iskra Grabul. Monument to the Ilinden Uprising. 1970–73. Kruševo, Macedonia. Photo: Valentin Jeck, commissioned by The Museum of Modern Art, 2016
(bottom) Installation view of Toward a Concrete Utopia: Architecture in Yugoslavia, 1948–1980, The Museum of Modern Art, New York, July 15, 2018–January 13, 2019.
© 2018 The Museum of Modern Art. Photo: Martin Secka
社会主義国家として約45年間存続したユーゴスラビア。本展は、その後解体してしまった多民族社会において、市民が共有した空間や異なる民族が共有する歴史を生み出した、同国の建築を検証する。400点以上の模型、写真、フィルムなど、地域を越え、広くコレクター、博物館等から集められた貴重な資料が展示される。建築は、社会主義社会を形成していく過程において、社会主義のユートピアを実現するための重要な手段でもあった。また、本展で紹介される多くの先見的なプロジェクトや、実際に作られた建物においては、デザインや社会に与える影響等、建築者の野心が実践されていた。（林玄一）
2019年1月13日まで
The Museum of Modern Art
11 West 53 Street
土 – 木10:30am-5:30pm
金10:30am-8:00pm
大人:$25、シニア:$18、 学生:$14
16歳以下無料
(入場料無料 金 4:00pm-8:00pm)
www.moma.org
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2018年8月24日号 Vol.332