2019年8月23日号 Vol.356

ケン・サイトウの英語落語
「懇願」「将棋」2演目披露


ニューヨークで演劇活動をするケン・サイトウ=写真=が、8月26日(月)・27日(火)、ミッドタウンのプレイルーム劇場で、英語落語公演「落語ナイト3」を行う。
演目は2つ。「懇願(Begging)」は、仏教の教え「不殺生(アヒンサー)」をひたすら守り、何も殺したことがないという男の話。ある時男は、生きた鮭を切り売りする魚商を見つける。慌てて店に飛び込み、「殺生」をやめさせる。さて、魚商と男の奇妙な問答が始まる。
もう一つの演題は「将棋(Shogi)」。二人の男、クマとタケは、古くからの将棋仲間だった。ある日、彼らは将棋を巡って大げんかの末、絶交。時はたち、二人はそれぞれに寂しくて仕方がない。クマはとうとうタケを訪ね、仲直りしようとするが、途中凄まじい嵐に遭い…。
さてこの2話の「落ち」とは?

ケン・サイトウは、日本で舞台演劇を学び数々の舞台に出演。活躍の場をニューヨークに移すため、2015年に来米。刺激的な街に住むユニークなアーティストやパフォーマーと触れ合う中で、「英語落語」というアイディアを思い付く。ニューヨークの演劇学校で学んだ西洋の演技メソットを落語に取り入れ、2017年から本格的に英語落語家としての活動をスタートさせた。
今回は、ニューヨークで行う3回目の独演会となる。

■8月26日(月)・27日(火)7:00〜8:00pm
■会場:The Playroom Theater
 151 W. 46th St., 8th Fl.
■$20
■購入:rakugonight3.eventbrite.com
■問合せ:ケン・サイトウ
 wakabachan20@hotmail.com



HOME