2021年8月20日号 Vol.404

CJAの英語劇
宮沢賢治作「よだかの星」
8月28日無料ライブ配信

宮沢賢治の童話「よだかの星」のソロパフィオーマー、マリーナ・セランダー(Photo by Michael Browarny)

ニューヨーク市在住の舞台演出家・河原その子率いる劇団クロッシング・ジャマイカ・アベニュー(CJA)が、8月28日(土)午後8時、宮沢賢治の童話「よだかの星」のソロパフィオーマンスをライブ配信する。英語上演。

チケット無料、要登録。登録者は、9月5日(日)までアーカイブ配信を視聴できる。
この作品の英題は「The Night Hawk Star」(英訳:佐藤紘彰)。舞台は、ブルックリンの倉庫街にある空間。語りとパフォーマンスはマリーナ・セランダー、音楽は田中舘芙未が手がける。



当日はライブ配信後、視聴者とオンラインで交流するアフタートーク・セッションを設ける。

「よだかの星」は、外見の醜さゆえに疎外される、よだかという鳥の物語。河原は、「小学校の授業でこの物語に出会って以来、絶えず心に残っていた。生きる場所、環境が変われば変わるほど、また差別や分断という社会問題に触れるたびに、この鳥の運命が脳裏に甦ってきた」と話す。

そしてこの物語が書かれた百年後の今、世界をパンデミックが襲った。「今、ニューヨークでこの鳥(よだか)を飛ばしてみたい。その鳥の鳴き声がどのように人々の耳に届くのか、聞いてみたいという思いから、この舞台作品が生まれました」。

ニューヨークはブルックリンの倉庫街にある劇場空間で、宮沢賢治の世界が蘇る。一羽の醜い鳥が、異世界へと飛び立ち、変わっていく様子がライブ配信で視聴者に届けられる。

■8月28日(土)8:00pm
■チケット無料(寄付歓迎)
■要登録:https://bit.ly/3fQD9EG
※登録後、配信リンク送付
※アーカイブ配信9月5日(日)まで
■詳細・問合せ:Crossing Jamaica Avenue
www.crossingjamaicaavenue.org


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