2023年8月18日号 Vol.452

第30回NYインターフェイス平和の集い
原爆犠牲者追悼と平和祈念式典

8月5日「ヒロシマの日」、平和の鐘を鳴らし黙祷を捧げる中垣代表(左から2人目)、古本会長(右から3人目)、天理教の福井陽一代表(右端)ら

NY平和ファウンデーション(代表・中垣顕実法師)は、広島・長崎の原爆式典「NYインターフェイス平和の集い」を開催した。30回目を迎えた今回は、関連行事として8月5日(土)、8日(火)、9日(水)の3回に分け、市内3つの会場で行われた。この集いは、中垣代表が1994年に開始。追悼式典だけでなく、音楽、演劇などのエンターテインメント、アート展も同時に開催している。

8月5日(土)は、イーストビレッジのセントマルクス教会で「ヒロシマの日」を開催。宗教の垣根を超えて多くの宗教家、団体代表らが参加、それぞれが平和を訴えた。また松井一寶広島市長からのメッセージをNY広島会のタク・古本会長が代読した。式典のあと、最初の原爆が投下された午後7時15分(日本時間午前8:15分)に、中庭で平和の鐘を鳴らした。


8月8日(火)は、ジャパン・ソサエティー(JS)で「ナガサキの日」を開催。午後2時から原爆パネル展、平和アート展、特別映画、ワークショップなどを、午後8時30分からインターフェイス祈念を行った。黙祷を捧げた後は、鈴木史朗長崎市長のメッセージが紹介された。

8月9日(水)は、国連協会センターで「世界に向けてピースデー」を開催。 「ウクライナでのロシアによる核兵器使用の脅威が高まる中、今年の原爆記念日はこれまで以上に重要なものだと考えてます」と語る中垣代表。「いまこそ、それぞれが平和への意識を高め、核のない世界を目指していきたい」と語った。


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