2018年8月10日号 Vol.331

「日本クラブ会長杯」第43回日本クラブ軟式野球大会
みずほ銀行優勝!
6年ぶり、6度目の栄冠

JAA野球大会優勝「みずほ銀行」

JAA野球大会
準優勝「KPMG」


今年の王者を決める決勝戦が7月29日(日)、ランドールズアイランド球場で行われた。対戦カードは6年ぶりの優勝を目指すみずほ銀行と、同じく5年ぶりの優勝旗奪還を目指すKPMGの対決。どちらも打力のあるチームで、予想通りの激しい打撃戦が繰り広げられた。
KPMGの先攻から始まった試合は1回裏でみずほの打線が繋がり、KPMGの守備ミスもあって一気に8点を入れた。追うKPMGは準決勝の伊藤忠戦でも前半に大量得点を許した後、後半で竜の眠りが覚めたかのような反撃で、逆転劇を見せたが、決勝戦でも3回と5回で5点を返し、3点差まで追いついた。
しかし、みずほ銀行は6回裏に4点を加え、再び7点差と引き離した後、手堅い守備でKPMGが塁を進めるのを拒み12対5で勝利、優勝を決めた。
みずほのピーター・デルグロッソ監督は6年ぶりの優勝旗を手にし、「試合を重ねるごとにだんだんと『チーム』となり、フィールドだけではなく、オフィスでも『チーム』となることが出来ました」と笑顔で語った。
一昨年、昨年と3位にとどまり、6年ぶりに決勝戦進出を果たしたKPMGの高木主将は、「今回も後半戦で大逆転を、と頑張ったのですが、みずほのピッチャーは強かった。来年は優勝をねらいます」と晴れやかに語った。

今年度の野球大会には16チームが参加。予選リーグではコールドゲームも見られたが、野球の面白さは得点だけではない。前述のデルグロッソ監督の言葉通り、試合を重ねるごとに「チーム」として成長するのを見ているのはとても気持ちが良いものだ。来年の再会を楽しみにしながら、日本クラブ軟式野球大会は幕を閉じた。


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