2020年8月7日号 Vol.379

JAA「プロジェクト弁当」
うなぎ弁当200個を配達
ジャパン・ソサエティーが協力


(左から)スキ・ポーツさん、スーザン大沼JAA会長、ジョシュア・ウォーカー・JS理事長、スーザン・マコーマックさん、野田美千代JAA事務局長、青野光さん、森本マリさん


ニューヨーク日系人会(JAA)が行う「プロジェクト弁当」は7月30日(木)、ジャパンソサエティー(JS)の協力を得て、200食の「うなぎ弁当」を、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリンのシニアに配達した。

「プロジェクト弁当」は5月4日にスタート。新型コロナウイルスによる自宅待機措置で、外出に不安を覚えるシニア宅へ毎週一回、ボランティアが弁当配達を続けてきた。

毎年、夏の恒例行事となっていたJAAの「土用の丑の日敬老会」も、今年はコロナ禍の影響で開催を断念。そんな中、JSから2000ドルの寄付があり、「プロジェクト弁当」として、「うなぎ弁当」をシニア宅へ届けることとなった。

配達日当日、12時過ぎに、べんと・おんから、うなぎ弁当がJSに到着。待ち受けていたジョシュア・ウォーカーJS理事長、スーザン大沼JAA会長、プロジェクトリーダーのスーザン・マコーマックさんとスタッフ数人が、弁当に加え、伊藤園のお茶とJAAボランティアらが制作したマスクをセットする作業を行った=写真=。

北海道で少年時代を過ごしたウォーカー理事長は、「コロナの脅威で不自由を強いられる中、特に高齢者が孤立しがちな状況下で、日本人の互いを思いやる心遣いに共感しました。日本人同士の相互理解の向上、日系社会の一員として日米関係を促進する上で、JAAと協力していくことが必要だと感じています」とコメントしている。配達後には、感謝するシニアから多くのEメールが、JAAに届いたという。

▼これまでの協力団体・個人(順不同・敬称略)
サンライズ・マート、BentOn、伊藤園ノースアメリカ、ダイエー、NY総領事館、ジャパンソサエティー、別荘、和参、シェフ町田勝利、Takumen LIC、ライス・ファクトリー


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