デビット・ワナロビッツ
David Wojnarowicz: History Keeps Me Awake at Night

Untitled (Green Head), 1982. Image courtesy of the Estate of David Wojnarowicz and P.P.O.W., New York

Gelatin silver print. Image courtesy of The Estate of David Wojnarowicz and P.P.O.W., New York.

アーティスト、文筆家、活動家のデビット・ワナロビッツ(1954-1992)の大規模な回顧展。また、1999年以降では初めて、同世代のアーティストの中でも、熱意のある、重要なメッセージを発したワナロビッツを再評価する機会。70年代後半からワナロビッツは、写真、絵画、音楽、映画、彫刻、文筆など広範囲に及ぶ作品を生み出してきた。独学によるその広範な知識と、想像的なエネルギーは、時代の分岐点において様々な新しいムーブメントが沸き起こるニューヨークでも注目された。多くの友人を失ったことからエイズ患者の熱心な支援者となり、多くの文章を残したが、それらは80年代後半から、90年代前半のアメリカ社会をよく映し出している。社会問題だけに留まらず、その作品ではセックス、暴力、精神、愛、喪失など時代を超越した主題が見られ、本展ではワナロビッツの活動の芸術的本質にも着目する。(林 玄一)

9月30日まで
Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort St.　
212-570-3600　
日月水木10:30am-6:00pm 金土10:30am-10:00pm　火休館
大人$25、シニア$18、 学生$18、18歳以下無料　※入場料任意：金 7:00pm-10:00pm
whitney.org

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