2022年7月22日号 Vol.426

サル痘ワクチン接種開始
市が有資格者に奨励
ウェブサイトで予約受付

※画像はイメージ

ニューヨーク市が7月15日(金)午後6時から、サル痘(モンキーポックス)ワクチンのウェブ予約受付を開始した。ワクチン接種は7月17日(日)から始まっている。ワクチン接種は無料。詳細別記。

今回、受け付けるのは1回目の接種のみ。2回目は、1回目を受けた個人に市当局から直接連絡がいく仕組みだ。連邦政府から市に供給された約1万4500回分のうち、今回は約半分の8200回分の予約を受け付ける。残りは、2回目の接種分他のためだが、追加供給と米疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインに準じて、変更される。



接種会場は、チェルシー、ハーレム、コロナ(クイーンズ)のセクシャル・ヘルスクリニック、ブロンクスサイエンス高校(ブロンクス)、ブッシュウィック・エデュケーション(ブルックリン)、アビエーション・ハイスクール(クイーンズ)、NYCヘルス+ホスピタル/ゴッサム・ヘルス・バンダービルト(スタテン島)の7ヵ所。

市によると、感染者数は7月14日現在で推定389人。ほとんどのケースで入院することはなく、2〜4週間で回復しているという。

サル痘は誰でも感染する可能性はあるが、市によると現在のところほとんどが同性愛者間での感染が多いという。複数の人と性交渉を持つ人は感染する可能性が高くなる。

ワクチン接種資格は、感染状況によって流動的だが、7月15日現在、以下の条件を全て満たす人が接種対象となる。
▼ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ノンバイナリーに該当する人
▼18歳以上
▼過去14日間に複数と性交渉を持った人
市当局から、サル痘感染者の濃厚接触者との連絡を受けた個人も、接種対象となる。すでに罹患した人には、ワクチン接種は勧められていない。詳細は別記ウェブサイト①で確認を。

サル痘の感染経路、症状、治療、ワクチンに関する情報は、別記ウェブサイト②で入手できる。

①NY市のサル痘ワクチン受付サイト:
https://vax4nyc.nyc.gov/patient/s/monkeypox

●テキストでの最新情報の入手登録:
 692692に「MONKEYPOX」とテキストを送信すれば
 ワクチン予約の最新情報が返信される

②NY市のサル痘情報リンク:nyc.gov/monkeypox


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