2018年7月13日号 Vol.329

出会いと別れを描いたファンタジー
「さよならの朝に約束の花を飾ろう」

さよならの朝に約束の花を飾ろう


劇場アニメ「さよならの朝に約束の花を飾ろう」(岡田麿里監督、115分、PG 13)が、7月20日(金)から26日(木)、イーストビレッジの映画館ビレッジイースト・シネマで上映。日本語上映、英語字幕。英題は「MAQUIA: WHEN THE PROMISED FLOWER BLOOMS」。
世界中でヒットした劇場アニメ「あの日見た花の名前を僕はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」の脚本を手がけた岡田麿里が、「作りたい作品がある」と初めて監督に挑戦したのがこの作品。あらゆる世代の人生を映し出す、出会いと別れを描いた感動作。
この物語は、流れ行く月日を縦糸に、人のなりわいを横糸にして紡がれる。人里離れた土地で、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら、静かに暮らすイオルフの民。
十代半ばで体の成長が止まり、数百年の寿命を持つイオルフの民は、「別れの一族」と呼ばれ、生ける伝説とされていた。両親がいない少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで孤独を感じていた。
ある日、そんなイオルフの民の平穏な日々が、一瞬で崩れ去った。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨ったメザーテ軍が攻め込んできた。
絶望と混乱の中、イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明になってしまう。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまった。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで出会ったのは、親を亡くしたばかりのひとりぼっちの赤ん坊だった。少年へと成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。時の流れの中で、二人の絆は色合いを変えていく。
同映画は、9月5日(水)午後7時、9日(日)午後1時の2回、ニュージャージー州エッジウォーターの「エッジウォーター・マルチプレックス・シネマ」でも上映される。

■7月20日(金)〜26日(木)
 11:15am/1:55pm/4:35pm/7:15pm/9:55pm
■会場:Village East Cinema
 181-189 2nd Ave.
www.citycinemas.com
■$15、シニア$12、子供$10、午前中一律$8
www.elevenarts.net/animedistrbution/maquia



HOME