2020年7月10日号 Vol.377

NY州、NJ州、CT州の共同声明
感染拡大州からの訪問者は自主隔離を

7月6日(月)、ニューヨーク市はフェーズ3に移行した。ニューヨーク州と歩調を合わせて新型コロナウイルス感染抑制に力を尽くしたニュージャージー州やコネチカット州も徐々に経済を再開している。一方で感染が拡大する州があり、全米規模での警戒が強まっている。クオモNY州知事、マーフィーNJ州知事、ラモントCT州知事は6月24日、感染者が増えている州から、NY州、NJ州、CT州への訪問者に対して14日間の隔離を課す勧告「トラベル・アドバイザリー」を発表。引き続き感染拡大阻止に力を注ぐ。


6月24日、定例記者会見で「トラベル・アドバイザリー」を発表したクオモNY州知事。後方スクリーンにはマーフィーNJ州知事とラモントCT州知事の姿が見える (Photo by nycmayorsoffice)

14日間の自主隔離
違反者には罰金も

一部の州で感染者が増えている状況を踏まえ、それらの州からＮＹ・ＮＪ・ＣＴの３州への来訪者（３州居住者で、一時的に対象州に移動した場合も含む）に対し、14日間の自主隔離を要請する「トラベル・アドバイザリー」。違反者には罰金（ＮＹ州は初回2000ドル、2回目5000ドル、それ以上1万ドル）を科すと発表されている。

対象は、直近７日間の平均で、新型コロナウイルス陽性者数が10万人当たり10人以上、または陽性率10％以上の州。7月9日現在、該当州は19州＝アラバマ、アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、デラウエア、フロリダ、ジョージア、アイオワ、アイダホ、カンサス、ルイジアナ、ミシシッピ、ノースカロライナ、ネバダ、オクラホマ、サウスカロライナ、テネシー、テキサス、ユタ。

ただし、同条例は、ＮＹ・ＮＪ・ＣＴの３州への移動を禁じるものではない。また、３州に移動するために対象州を一時的に通過する場合（24時間以内）は対象外。例えば、飛行機・バス・鉄道の乗り継ぎ、車・バス・鉄道の休憩施設での停車などが該当する。対象州は変動するため、最新情報は「トラベル・アドバイザリー」のウェブサイト（下記）で確認を。

トラベル・アドバイザリー
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