2020年7月10日号 Vol.377

JS年次総会、オンラインで開催
野村万作氏へ「JS賞」


ジャパン・ソサエティ賞を受賞した野村万作氏 (Photo © Japan Society (NY)


ジャパン・ソサエティー(JS)は6月18日(木)、20 20年度年次総会を開催。今回はCOVID-19感染拡大の現状を鑑みて、例年の着席ディナー形式ではなくオンライン上で開催する初の試みとなった。

MCは、ニューヨークからジョシュア・ウォーカーJS理事長と、東京からモデルでタレントのアン・ミカが担当。米国東部時間午後7時、日本は19日午前8時、日米をリアルタイムで繋いで開幕した。

初めに、ジョセフ・ペレイラJS会長が挨拶。続いて日本から安倍晋三内閣総理大臣のビデオメッセージが紹介された。総理はコロナ治療の最先端で尽力する医療従事者に感謝の意を表すとともに、「今後の日本の取り組みを世界に提案していきたい。来年のオリンピックをコロナに打ち勝った証として開催したい」と抱負を述べた。

米国からは、元ニューヨーク州知事のジョージ・パタキ氏、キャロライン・ケネディー元駐日米国大使、ジョセフ・M・ヤング駐日米国臨時代理大使らから寄せられたビデオメッセージを紹介。キーノート・スピーカーは、生命保険会社アフラックのダニエル・P・エイモスCEO&チェアマンが務めた。

青木ゆり(ピアノ)、ユヌエット・ラグーナ(ソプラノ)らのパフォーマンスの後、「ジャパン・ソサエティー賞」を発表。今年は人間国宝の狂言師・野村万作氏=写真=に贈られた。

JSはまた、日本とニューヨークの最前線でCOVID-19対応に当たる医療従事者に敬意を表し、ニューヨークの米国日本人医師会および日本の国立国際医療研究センターの国際感染症センターを表彰した。


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