2020年7月10日号 Vol.377

2020年国勢調査
訪問回答支援は夏から開始予定



アメリカ合衆国国勢調査局は、2020年国勢調査を引き続き実施中だ。現在までに9100万世帯が回答を済ませている。まだ回答を済ませていない世帯に対しては、国勢調査員が自宅を訪問する前に、各自でオンライン、電話または郵送で回答するよう呼び掛けている。

国勢調査は、全米50州、コロンビア特別区に加え、5つの準州に居住する全ての人の数を数えるためのもの。アメリカ合衆国憲法により、この人口調査は10年に1度実施される。

国勢調査で得られたデータは、毎年の連邦予算を、各州・コミュニティーに、どのように分配するかを決定するために利用される。医療、雇用、学校、道路、地元経済などのサービスやインフラ整備などへの連邦予算がどの程度もらえるかは、国勢調査の結果にかかっていることになる。

さらに、米国連邦議会で各州に割り当てられる議席数を決める基準にもなる。各個人からの回答内容は、合衆国法典第13編で保護されており、不法滞在中でも安心して回答することができる。

国勢調査局は、夏の間に未回答世帯追跡調査を開始し、10月31日までに業務を完了する予定だ。国勢調査員は、ソーシャルディスタンシングの実践に関する研修を受けているほか、全員にPPE(個人用保護具)が支給され、安全確保に万全を期している。

■日本語インターネット
 2020census.gov/ja
■Tel: 844-460-2020


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