2021年7月9日号 Vol.401

ジャパンソサエティー年次晩餐会
オンラインで開催
宇宙飛行士・山崎直子氏も東京から参加

ジョシュア・ウォーカーJS理事長

菅義偉内閣総理大臣

ジャパン・ソサエティー(JS)は6月22日(火)、2021年度の年次晩餐会を開催。今回も昨年に続きCOVID-19感染拡大の現状を鑑みて、例年の着席ディナー形式ではなくオンライン上で開催となった。

ジョシュア・ウォーカーJS理事長の挨拶で晩餐会が開幕。菅義偉内閣総理大臣から、JSの功績を讃えると同時に、「目前に控えたオリンピックを成功させることで、世界各国が団結するきっかけにしたい」とのメッセージが寄せられた。さらに、日米間の関係強化および経済の発展、米国とアジアを繋ぐ礎になることにも言及した。



今年はアポロ計画をスタートさせたジョン・F・ケネディ大統領の「ムーンショット」演説から60周年であり、NASAと日本政府が「アルテミス計画」の一環として月面ゲートウェイ・パートナーシップを正式に締結。日米関係の新たな幕開けの年でもある。

この節目に、ケネディー大統領の娘で元駐日米国大使のキャロライン・ケネディー氏、元JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙飛行士の山崎直子氏が、中継で対談を行った。向井千秋氏(日本人女性初の宇宙飛行士)に憧れ宇宙飛行士を目指したという山崎氏は、「宇宙開発関連で女性は圧倒的に少ないが、もっと多くの女性にチャレンジして欲しい」と話した。

山崎直子氏(左)とキャロライン・ケネディー氏

竜馬カルテット

続いて津軽三味線、篠笛、太鼓とヴァイオリンといった和洋折衷の楽器を用いてロック、ファンク、クラシックなど新しいサウンドを表現する「竜馬カルテット(竜馬四重奏団)」による演奏。

最後は、基調講演として、ジャパン・ソサエティー会長のジョセフ・R・ペレーラ氏と、KKRの共同会長兼共同CEOのヘンリー・R・クラヴィス氏が、ファイヤーサイド・チャット形式(カジュアルな形式の座談会、炉端会議)で、ビジネスにおけるESG(環境Environment、社会Social、ガバナンスGovernance)の観点や労働力の多様性など語り合った。

なお本年度の「ジャパン・ソサエティー・リーダーシップ・アワード」はクラヴィス氏に贈られた。

ジョセフ・R・ペレーラ氏(左)とヘンリー・R・クラヴィス氏


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