2022年7月8日号 Vol.425

フルモト氏へ旭日単光章を授与
日系米国人の地位向上に貢献

受勲したフルモト氏(左)と村上広報センター長

在ニューヨーク日本国総領事館は6月28日(火)、大使公邸で令和4年(2022年)春の叙勲で旭日単光章を受章したタケシ・フルモト氏(古本不動産代表取締役会長)への叙勲伝達式を開催。家族をはじめ友人・知人、関係者らが多数出席した。

フルモト氏は、第二次世界大戦中に日系人強制収容所で生まれ、少年時代を広島市で過ごした。ベトナム戦争時には米軍兵として出兵。退役後はニュージャージー州フォート・リーで不動産会社を立ち上げ、地元で日系二世の名士として活動。ニューヨーク広島会会長を務める他、人権活動家として日系社会の地位向上および日米間の相互理解の促進、友好親善に寄与。その功績が認められ、今回の受章となった。



式典では、村上顯樹広報センター長がフルモト氏の功績を紹介し、勲章ならびに賞状を授与。フルモト氏は、「これからも他の活動家や地元の団体らと連携しながら、日系人の地位向上、相互理解促進のために活動を続けていきたい」と力強く語った。

友人代表としてニュージャージー州フォート・リーのマーク・ソコリッチ市長が参列し、祝辞を述べた。最後は息子のスコット・フルモト氏の音頭で乾杯。受勲を祝った。


HOME