2023年07月07日号 Vol.449

ニューヨーク州が大気汚染対策
州民に注意喚起
駅でマスクの無料配布も

郵便番号入力で地域の大気質が確認できるサイト「AirNow」

6月から続くカナダの森林火災の影響で、ニューヨーク州の大気汚染が進んでいるとして、州政府が住民に警鐘を鳴らしている。同月下旬も、同様の森林火災による大気汚染予報があり、住民に注意を喚起。今後も、日によっては急激に大気質が悪化する可能性もあり、注意が必要だ。

州政府は、地下鉄やロングアイランド鉄道、メトロノースなど公共交通機関とも連携し、車両内にポスターを配置、利用者に注意喚起していく。同時に、駅構内各所に無料のN95レベルの高機能マスクも配布。地下鉄やロングアイランド鉄道、メトロノース利用者は、マスクの配布場所は別記=①=。ニューヨーク市郊外在住者は、居住地区の地方自治体に問い合わせること。


政府は今後、大気汚染を細かにモニターし住民に情報提供していくが、住民も意識を高め、そうした情報を随時確認するようにとも呼びかけている。特に、喘息など上気道系の疾患を持つ住民は、注意が必要だ。

州政府は、個人レベルで大気質をチェックする方法として以下を挙げている。

▼スマホのお天気アプリを利用する
▼アメリカの公式大気質指数(AQI)を使用、全米をリアルタイムでモニターするウェブサイト「AirNow」=別記②=で、確認したい地区の郵便番号を入力。現在の大気質が色別で表示され、その日の汚染予報と警告なども確認できる。
▼ニューヨーク州環境保護課(DEC: Dept. of Environmental Conservation)のウェブサイト=別記③=を確認する
▼ニューヨーク州大気質ホットラインに電話=別記④=する

その他、汚染度が高い日は、屋外での活動を控えること、室内にいるときは窓を閉めること、機密性の高いマスクを着用することを奨励している。

①メトロポリタンエリアでのマスク配布場所:
 https://new.mta.info/article
②AirNow www.airnow.gov
③NY州環境保護課
 www.dec.ny.gov/cfmx
④NY州大気質ホットライン TEL: 800-535-1345


HOME