JAA奨学金・本庄奨学金
Kコレマツ氏が基調講演
Photos by Masao Katagami
第48回JAA奨学金と第12回本庄奨学金の授与晩餐会が、6月6日(水)、市内ハーバードクラブで開催され、関係者134人が一堂に会した。
JAA奨学金総額7万6000ドルと、航空券3枚(ANA日本往復航空券2枚、デルタ日本往復航空券)が、今秋から大学に進学する16人の学生に授与された。本庄国際奨学財団からは、5人の大学院生に総額3万ドルが授与された。
今年新設の奨学金は、「ジョン・美代子デイビー奨学基金」(5人の学生に各5000ドル)と、伊藤治男奨学金、難波達治奨学金(各5000ドル)。
受賞者を代表し、富川宗次博士賞受賞の青木みのりさんと、本庄賞受賞のステファン・チョイさんが、将来の抱負と感謝の気持ちを述べた。
会場には、髙橋礼一郎在ニューヨーク日本総領事、川村泰久国連大使夫妻のほか、MUFGユニオンバンク・ノースアメリカの三森雄一氏、三菱インターナショナルのジェイソン・スティーブン社長といった企業人も参加。俳優・活動家のジョージ・タケイ氏や、デニス・チン司法長官なども駆けつけた。
今年の奨学金制度委員会は、五味和洋氏(NTTアメリカ社長)と、村瀬悟JAA副会長が委員長を務め、足達洋六氏(キヤノンUSA会長兼CEO)が委員に加わった。
授与式は、スーザン大沼JAA会長の歓迎の挨拶と、髙橋大使の祝辞で始まった。基調講演は、ニューヨーク市での「市民の自由と憲法を尊守するフレッド・コレマツデー(1月30日)」制定に尽力した、フレッド・コレマツ・インスティチュート代表カレン・コレマツ氏が行った。
コレマツ氏は、高校生の時に父の活動を知った。最初は、日系人からも仲間外れにされたが、教育を受けるにしたがい、父の活動を理解することができたという。この日の奨学金受賞者へのエールとして、父の言葉「 Don't be afraid to speak up」を贈った。
村瀬JAA奨学金制度委員長が、来賓、寄付者に謝辞を述べ、閉会となった。
第48回ＪＡＡ奨学金受賞者
●富川宗次博士賞：青木みのり
●JAA村瀬賞：ザッキー・モーガン
●デルタ航空賞：マーティル渡辺太陽
●MUFG賞：小野元暉
●ジョン＆美代子・デイヴィー賞：
早川澪月、片山修造、木下直隆、
岡本真実、ウィリアム・マコト・クイン
●伊藤治男賞：ホール稲田イルカ帆南
●難波達治賞：アージェント児玉一郎エリオット
●米国オリエントコーポレーション賞：
市川エープリル亜由子
●トヨタ賞：長浜シンシア理紗
●TV ジャパン賞：新田カメリア七海
●西宮伸一大使賞：ボールドウィン吉田サラ
●全日空ジャパン・トラベル賞：
デイビッド美雨キャロリン
第12回本庄奨学金受賞者
●Hyoseak Stephen Choi
●Yoka Tomita
●Shoko Hirose
●Xochitl Honoria Romo
●Sophie May Kikue Spiegel
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2018年6月29日号 Vol.328