2019年6月28日号 Vol.352
「世のため、人のため、物のため」セミナー開催


イサベルさん(後列中央)とセミナー参加者


NPO法人・東日本夢の懸け橋プロジェクトを主宰する大島健志郎代表は、「世のため、人のため、物のため」と題したセミナーを、6月15日(土)に日系人会館で開催した。
同プロジェクトは、東日本大震災で被災した高校生たちを対象に、マイナスの体験をプラスに転じる機会を提供。東日本地域の国際化の一助となることを目的とし、毎年2人の高校生と教師を招待し、支援活動を行ってきた。

今回は、新たに身近ある事柄を題材に、物事をいかにポジティブにとらえていくか、いかに人々に訴えていくかを目的とし、このセミナーをスタート。記念すべき第1回めの開催となった。

当日は、生まれながらにして膵嚢胞線維症(Cystic Fibrosis 通称CF)という肺の難病を抱え、毎日苦しい治療を重ねながも、学び、成長し、スタンフォード大学を卒業した、日本人の母とドイツ人の父を持つ一卵性双生児姉妹:アナベルとイサベルのステンツェル姉妹を描いたドキュメンタリー映画「ザ・パワー・オブ・ツー」を鑑賞。それぞれが両肺移植を受け、絶望の底から奇跡的な生還を果たししまいを通して、様々な角度から、臓器移植、臓器提供の意義を考えた。今回は映画に出演している、イサベルさんも参加した。

鑑賞後は交流会も開催。初セミナーは盛況のうちに閉会した。


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