2019年6月28日号 Vol.352
SailGP第3戦、ニューヨーク大会
オーストラリアチームとの対決制し
日本チーム初優勝!


(左から)山野内総領事・大使、早福COO、選手たち、GM


初優勝を飾った日本チーム


世界各地の主要都市の転戦するセーリング・レース「Sail GP(セール・ジーピー)」の第3戦、ニューヨーク大会が6月21日、22日に開催、日本チームが初優勝を飾った。
 
大会開催に先立ち6月18日(火)、総領事・大使公邸で、在留邦人の間での認知度を上げることを目的とした、Sail GP、日本チームについての発表会を開催。日本チームの選手7名、GM、COO、PR担当者が出席。意気込みを語っていた。

6月21日(金)、フリートレースで暫定首位に立っていた日本チームは、22日(土)にオーストラリアチームとの決勝レースに臨み、マンハッタンの摩天楼を吹き抜ける不規則な風と強い潮の流れに翻弄されながらも勝利。初優勝を飾った。
「チーム一丸となって戦った結果が成績に現れたのかなと思います。セーラーは辛抱強く最後まで戦ってくれ、チームの強さ証明することができたと思います。今回、優勝することができましたが、今シーズンはまだ2戦ありますから、怠らずにチームとして実力を上げながら次の大会にのぞんでいきたいと思います」と早福和彦最高執行責任者(COO)は喜びを語った。

次戦は8月10日・11日にイギリス南部の港町Cowesで行われる。

「Sail GP」について:2018年に設立、ロンドンとサンフランシスコに本部を置く「Sail GP」は、国別対抗のチャンピオンシップ。最先端のテクノロジーを駆使したレース艇で世界を転戦し、トップセーラーたちが頂点を目指すセーリングスポーツだ。世界中のスポーツファンを魅了し人気を獲得するとともに、超高速レースで「セーリング」というスポーツの魅力を次世代に紹介。卓越したセーラーに新たなキャリアを創り出すことを目標としている。

レースフォーマットは、臨場感と興奮を高めるため岸からも見ることができる距離にコースをセット。各大会はそれぞれ2日間の日程で行われ、その間に全艇が一斉にスタートするフリートレースを5レース実施する。2日目の最終レースは上位2チームによるマッチレース形式の決勝レース。大会ごとの得点はシーズンを通して加算され、グランドファイナル(2019年は仏マルセイユ大会)では、トータルポイント上位2チームによる決勝レースを経てチャンピオンを決定する。優勝チームには賞金100万米ドルとトロフィーが授与される。

https://sailgp.com


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