2021年6月25日号 Vol.400

NY州ワクチン接種率70%達成!
「非常事態宣言」終了
各種ガイドラインは事業者判断で

6月15日、目標達成を祝って打ち上げられた花火(Photo by Kevin P. Coughlin / Office of Governor Andrew M. Cuomo)

(6月24日アップデート) ニューヨーク州で18歳以上のコロナワクチン接種率が目標の70%に達した6月15日に「経済再開宣言」を行ったアンドリュー・クオモ州知事。6月23日にマンハッタンで行われた記者会見では、2020年3月7日から行われていた「非常事態宣言」を6月24日で解除すると発表。474日間に渡ったCOVID災害緊急事態は公式に終了した。

これにより、社交場での収容人数の制限や、ソーシャルディスタンシング、マスクの着用といった州の保健に関するガイダンス、各産業別のガイドラインが解除。今後それらは任意となり、小売店・飲食店・オフィス・ジム・ヘアサロンなど、各事業者の判断に委ねられる。

大規模な屋内行事や、幼稚園から高校までの学校、公共交通機関、ホームレスシェルター、更生施設、老人ホーム、医療機関などでは、今後もCDCのガイドラインに従い、州の感染予防のための規制が引き続き適用される。

また、ワクチン接種を終了した人はマスク着用の必要はないが、まだ接種を受けていない人は、米疾病管理予防センター(CDC)のガイドラインに従い、マスク着用が求められる。経済再開を祝う一方で、「COVID-19が消滅したわけではない」とし、州民は手洗いなどの予防対策を継続し、注意して生活するよう州政府は呼びかけている。



ライトアップと花火で目標達成祝う

6月15日夜、目標達成を祝い、州の主なランドマークは青と金色にライトアップ。加えて、州内10ヵ所で花火が打ち上げられた。


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