2021年6月25日号 Vol.400

フランスから「妹」到着!
独立記念日を姉妹で祝う
2体の「自由の女神」像

パリ工芸博物館の「自由の女神」像 Photo © Cnam

アメリカの独立100周年を記念してフランスから贈呈、1886年に完成した「自由の女神」像は、今年で135周年。これを記念して、今度は高さ9フィートの「妹」が、フランスのパリから大西洋を渡って7月1日(木)、ニューヨークのエリス島に到着する。



「リトル・シスター(Little Sister)」と呼ばれ愛されてきた自由の女神像の大きさは、「姉」の16分の1。フランスの彫刻家フレデリック・オーギュスト・バルトルディが1878年に手がけたオリジナルの石膏モデルから制作したレプリカのブロンズ像で、2011年からパリ工芸博物館の庭園に設置されていた。

パリ工芸博物館でリトル・シスターの出発を祝して行われた式典。Photo © Cnam

6月7日(月)、同館でリトル・シスターの出発を祝う式典が催され、ル・アーヴルから19日(土)に出港。7月1日にはエリス島で関係者によるリトル・シスターの「就任式」が行われ、5日まで一般公開。その後、ワシントンDCのフランス大使公邸に運ばれ、今度はフランス革命記念日の14日、バスティーユ・デーに再び「就任式」が開催される。今後10年、同大使館に設置される予定だ。

アメリカの独立記念日に合わせてニューヨークに到着するリトル・シスター。「世界中の自由と光」を象徴する像は「姉」とともに、両国のパートナーシップと自由を祝う。

Vive La Liberty !
■エリス島での就任式:7月1日(木)
設置期間:7月1日(木)〜5日(月)
■ワシントンDC・フランス大使公邸での就任式:7月14日(水)
https://franceintheus.org/ViveLaLiberty


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