2022年6月24日号 Vol.424

JSギャラリー
「宮本和子: 挑む線」
展示期間を延長

Kazuko Miyamoto, Paper Kimono, 1990. © Kazuko Miyamoto. Courtesy of the artist and Zürcher Gallery, New York/Paris

ジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーで4月から開催されている個展「宮本和子:挑む線」が、7月24日(日)まで延長された。宮本が美術機関で行う初の個展で、JSギャラリー部キュレーター、ティファニー・ランバートがキュレーションを手掛けた。

JSはこれまで、特に女性アーティストに力を入れ、久保田成子、草間彌生、オノ・ヨーコといったアーティストを、キャリアの初期段階から支援してきた。「宮本和子: 挑む線」は、そのJSの歴史を踏まえ、2022年以降の展覧会、関連プログラムに繋げる展覧会として位置付けられている。



宮本は、1960年代男性中心に発展を遂げていたミニマリズム運動に風穴を開けたアーティスト。本展は、60年代から2000年代にかけての宮本の活動の集大成。60年代後半の絵画やドローイング、70年代の空間的構造体作品、87年から2000年代にかけてのパフォーマンスによる概念的実験、「kimono」シリーズが展示されている。

■7月24日(日)まで
■会場:Japan Society Gallery
 333 E. 47th St.
■一般$12、シニア/学生$10
 JS会員/16歳以下無料
■ボックスオフィス:TEL: 212-715-1258
www.japansociety.org


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