2020年6月19日号 Vol.376

JALオンライン航空教室
自宅待機中の子どもたちが参加



ニューヨーク育英学園サタデースクール・ポートワシントン校の小学部4、5、6年生の児童41人が、5月23日と24日、日本航空株式会社(JAL)の「オンライン航空教室&空の職業紹介」に参加した=写真=。

同校では4月4日からオンライン授業を開始。教員にとっても初めての試みで、毎週土曜日の授業を実り多きものにしようと試行錯誤を重ね、創意工夫を凝らしている。中でも、机上の学問以外のことをどうやって教えるかは、教員にとっても難しい課題だった。

そんな同校に4月下旬、JALから「自宅待機の子どもたちのための取り組みを始めようとしている」とのメールが届いたのが、このオンライン航空教室のきっかけだった。

オンライン教室では、航空会社の社員だからこそ見える景色や、舞台裏の映像を見せてもらった。その後、子供たちが機長、副操縦士、客室乗務員、整備士、グラウンドスタッフに質問をぶつけた。UFOのこと、飛行機の窓のこと、雷のこと、操縦士や客室乗務員になるために必要なこと、女性スタッフのスカーフのことなど、子供たちから次々に質問が飛び出た。日航のスタッフは、それらに丁寧に答えた。コンピューターの画面を通してみる子どの達の表情は、真剣そのものだが、同時に笑顔いっぱいで、あっという間の一時間だった。

日本航空から参加したスタッフらは、凛とした佇まいと話し方で、子どもたちに手本を見せた。ポストコロナを生きていく子どもたちにとって、オンラインだからこそ守らなければならない新しい社会的ルールを学ぶ貴重な機会となった。

ニューヨーク育英学園
サタデースクール・ポートワシントン校
問合せ:Tel:516-767-3139


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