2020年6月19日号 Vol.376

路面に巨大なスローガン
ブルックリンに誕生
「Black Lives Matter」




Photos by KC of YOMITIME


ブルックリンのベッドフォード・スタイブサン地区、フルトン・ストリートの路面(マーシー・アベニューとブルックリン・アベニューの間)に6月14日(日)、巨大なミューラル「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」が誕生した。

白人警官が黒人のジョージ・フロイド氏を殺害したことに対する抗議運動は、世界規模に発展。ワシントンDCは6月5日(金)、ホワイトハウスに通じる16ストリートの路面に黄色のペイントで巨大な「Black Lives Matter」と描き、通りの一部の名称を「Black Lives Matter Plaza」に変更。抗議運動を支持した。これに触発され、アメリカ各地で同様のミューラルが誕生。ニューヨーク市ではブルックリンが最初の場所となった。


最後の仕上げをするアーティストたち(6月14日撮影) Photo by KC of YOMITIME

制作したのは、ブルックリンを拠点とするアーティスト、地元の政治家、牧師などおよそ50人。州司法長官のレティタ・ジェームズ氏や、アル・シャープトン牧師、映画監督のスパイク・リーも参加。片側1車線対面通行の中心に、黄色のペイントで描かれた「Black Lives Matter」は、全長375フィート、13日(土)午後から制作が始まった。州司法長官のジェームズ氏は、「ブルックリンが大声で『Black Lives Matter』と表明することを誇りに思う」とツイートしている。

クオモNY州知事は6月12日(金)、警官による「チョークホールド(首の圧迫)」の禁止などを盛り込んだ法案にサイン。警察活動の透明性が高まると期待されている。

Black Lives Matter Mural(ブルックリン)
■場所:Fulton St.
Bet. Marcy Ave. & Brooklyn Ave.
■地下鉄最寄り駅:
Nostrand Av駅(A/C)
Kingston - Throop Avs駅(C)



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