2020年6月19日号 Vol.376

[体験記]
COVID-19検査に行ってきました!
検査は「Photo ID」持参で


検査を行っている「CITY MD」では、基本的に予約は取らずウォークインのみ。営業時間は各医院で異なる


★よみタイム「C」&「M」の場合:ウェブサイトでクリニックの場所を検索し(記事「検査クリニックの検索を検索する場合」を参照)、「予約不可・ウォークインのみ」の「CITY MD」を訪問した。

クリニック到着時(午前10時頃)、すでに20人程がソーシャルディスタンシングを守り、マスクを着けて道路に並んでいた。大人しく待つこと約40分。院内に入り、「セルフ・チェックイン」と表示されたタブレットで情報を入力するよう、係員に促される。この時、「Photo ID」が必要になるため、忘れずに持参すること。Cは運転免許証を持っていたが、手ぶらだったMは、「今日は検査できない。出直してきなさい」と、あえなく撃沈。ちなみにPhoto IDとして、パスポートを提示している人もいた。

セルフ・チェックインではまず、「Photo IDのスキャン」または「個人情報の入力」のいずれかを選択。「Photo IDのスキャン」を選択すると、運転免許証のスキャン(両面)が求められ、指示に従う。すると、運転免許証に紐づいている個人情報(名前、住所、生年月日など)が、画面にサッと表示。これが最新情報と異なる場合は、それぞれを訂正し、必要項目を追加入力する(おそらく「個人情報の入力」を選択した場合は、ひとつずつ入力するのだろう)。その他、「Nationality」「language」など、いくつかの質問に回答した後、アグリーメントが表示されるので、サインしてチェックインは完了。

5分程で名前を呼ばれ、奥の部屋へ。そこでは体温と血圧を測定され、「体重(ポンド)」「身長(インチ)」「アレルギーの有無」「現在服用している薬があるか」「最近、手術を受けたことがあるか」「両親のいずれかが糖尿病であるか」などの質問を受ける。その後、「ドクターが来るからここで待っていて」と指示され、しばらくすると、長い綿棒(市販されている綿棒より、かなり長め!)を手にしたドクターが登場。「鼻の奥にコレを入れます。椅子に深く座って、上を向いてリラックスして」と指示され、こちらの体勢が整ったところで、綿棒を鼻の奥まで入れて、グリグリグリーーー。それほど痛くはないものの、思わず「X?$/#&?V@%〜〜」と声が出てしまうほど、「不快」であった。

血圧測定から鼻のグリグリ終了までは、およそ10分程度。検査結果は「3日から7日ほど」で、Eメールかテキストで通知されるという。

この体験記は「CITY MD」の場合であり、クリニックによってはチェックイン方法や質問事項など、内容が異なる可能性はあるだろう。Photo IDの持参は必須であると思われるが、詳細は訪問するクリニックへ確認して欲しい。

検査クリニックの検索は以下のウェブサイトで
nyc.gov/covidtest


※追記:6月18日時点で検査日からすでに1週間以上経っているが、何の連絡もない。そこで19日午後、訪問したクリニックに電話をかけたところ、「ちょっと待って」とホールドされること2回。ようやく3人目の人物から、「名前と生年月日は?」と聞かれた数秒後、「検査結果はネガティブだ」と教えられた。電話をかけてから切るまで10分程度。周囲で検査を受けた知人の話によれば、クリニックからすぐに連絡があったケース、何度連絡してもハッキリしないケース、連絡無しのケースなど、対応はバラバラのようだ。(編集部C)


クオモNY州知事は、5月15日の定例記者会見で「ウイルス検査はこんなに簡単」と実践してみせた Photo Courtesy © governorandrewcuomo


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