2018年6月15日号 Vol.327

枝光由嘉里 個展「星の色」
自らを通して表現した自然現象

枝光由嘉里


ニューヨーク在住の現代美術家・枝光由嘉里の個展「ザ・カラー・オブ・スターズ 星の色」が6月24日(日)まで、イーストビレッジのギャラリーで開催されている。開廊日は週末のみの午後2〜4時。平日の閲覧は予約制となる。
枝光は、日々の活動として月、太陽、星を観察し、撮影している。夜空の星には秩序と規則があり、人間の人生と本質的に同じだという視点から、それを抽象画として表現したのが、今回の個展の作品群だ。
「アップステート・ニューヨークでは満開の星空が見える一方、マンハッタンでは少ない星がほこりのように見えます。星の光の色もそれぞれ違います。こうした視覚的な印象、自然現象を目にする時の人間の感情を、自身を通して表現したいと思いました」。
枝光は、京都市立芸術大学院美術研究科修了。文化庁から芸術家在外研修員派遣制度の奨学金を受け、ニューヨークのインターナショナル・スタジオ&キュレーショナル・プログラムに参加。以来、ニューヨーク市で制作活動を続ける。

■6月24日(日)まで
■会場:mhPROJECTnyc:142 2nd Ave. #306
■入場無料
mhprojectnyc.com



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