2019年6月14日号 Vol.354

第8回NJJCF開催「多様性」テーマに16本
監督・出演者が登壇


(左から)「アルバトロス・スープ」の中村将良監督、「オフク」に主演した長谷川高士氏、「ミニドカ」の西倉めぐみ監督、主催者のひとり鈴木やす監督


(左から)「オーロラズ・オーラ」のニコラス・モチカ監督、撮影を担当したサルタン・タヒール氏、挨拶する「ミス・ユー・ラブ」に主演したRieさん


ニューヨークから世界へ向け、「インディペンデント」と「日本」をテーマにした映画祭「第8回ニューヨーク・ジャパン・シネフェスト(NYJCF)」(共催:マー・クリエーション、アジア・ソサエティ。メディア協力:よみタイム)が、アジア・ソサエティーで6月5日(水)と6日(木)の2日間に渡り開催され、多くの映画ファンで賑わった。今回は「ダイバーシティー=多様性」がテーマ。日本の習慣や文化、歴史など様々なアングルからスポットを当てた短編16本が上映された。
 初日は8本。「アルバトロス・スープ」のアート・アニメーションを担当した中村将良氏、江戸時代からずっと母親を探し続けている女性フクを描いた「オフク」に主演した長谷川高士さん、大戦中、収容所に入れられた日本人とその子孫を描いた「ミニドカ」の西倉めぐみ監督らが来場。ステージに立ち、メッセージを送った。
 2日目も8本を上映。トリを飾ったのは存続の危機にある「山伏(やまぶし)」の文化を描いたドキュメンタリー「マウンテン・モンク」。フリッツ・シューマン監督による同作は、日本固有文化の衰退に警鐘を鳴らした。上映後は、「ミス・ユー・ラブ」に主演したRieさん、「オーロラズ・オーラ」のニコラス・モチカ監督が登壇、来場者へ謝意を伝えた。


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