2019年6月14日号 Vol.354

第30回米人教育者日本派遣プログラム
壮行会開催、米人教育者11人が日本へ


日本を訪問する派遣プログラム参加者


 ニューヨーク日本商工会議所(JCCI)は6月7日(金)、米人教育者を日本に派遣するプログラム「US・エデュケーターズ・プログラム(森和孝実行委員会委員長)」の壮行会およびオリエンテーションを日本クラブで開催した。
 同プログラムは、1980年代、日本人駐在員とその家族が急増した事に伴い、教育現場ではさまざまな問題が発生。そこでコミュニケーションの向上と、相互理解を深めることを目的とし、日本人家庭と、現地校教育関係者を結ぶパイプ役となる親日教育者育成のため、1989年にスタートした。これまで教育関係者384人を含む、計500人以上が参加している。
 壮行会には森和孝氏(KPMG)委員長のほか、在NY日本国総領事館から佐藤勝広報センター長、プログラムサポーターの日本航空から篠原正行ニューヨーク支店アカウントマネージャー、ジェトロの杉本敬次次長、近鉄インターナショナルの長谷川英幹セールス・ディレクターらが出席。道中の安全を祈願するとともに、激励の言葉を贈った。
 今回訪日するのは教育者11人と同行者ら全14人。グループリーダーのエリック・バーンさんは、「他国の文化、習慣、教育を知ることでより良い教育者を目指したい。この経験を教育現場に生かしていきたい」と抱負を語った。
 一行は6月28日(金)にNYを経ち、東京、京都、綾部、広島などを訪問し、現地の教育現場の視察や地域との交流、歴史名所・史跡を観光する予定。


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